ツール・ド・つ〜る 2009 day1

先日初めて参加したとれとれのレース(上州飽馬ラリー)の勢いを借りて申し込んでしまったシリーズ戦。
シリーズ戦は2日間かけて行われるレースのようで、これに関しては毎回早い選手が勢ぞろいする模様。
アドベンでもMTB乗ってるし、その勢いでいけるんじゃないかなと思ってたけど、想像を超えてきつかったー。正直いって、アドベンよりきついかも。もちろん天候の問題もあると思うけど、個人戦なのですべて自己責任。地図読みも一人だし、迷っても相談する人はいないので精神的にはその分タフになれるのかな。


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今回は実家の車(普通の乗用車)を借りてきてうちの近所に泊めておき、朝4:00おきで一人で会場へ向かう。7:00前に到着、その後準備をしてブリーフィング。08:30スタート。



しょっぱなから地図上で指定されているルートを見落としていて、ルートミスしそうになる。舗装路なのに。全然違うところを蛍光ペンで線を引いていたー。ひたすら舗装路をいってQP1。その後押したり担いだりしながらQP2、そのご沢を登りつめて尾根に乗る。そこからところどろ乗りつつも押して担いでQP3へ。
今回初めて、AZUMINO 2DAYSの商品でもらったフレームの三角のところに装着できるバックを取り入れてみた。これ、担ぎのときに肩のパットになるんだけどこれが想像以上に楽だった。これまでサドルの下で担いでいてそんなに苦を感じたことは無かったんだけど、今回は担ぎ時間が結構あったので、これのおかげでポジショニングを変えたりもできたし(キャノンデールは三角形が小さくこれが無いと痛くて担げない)、よかった。

QP3から一瞬間違った尾根に下りつつも、気付いて修正。今回こういうのが多かったなー。でも早めにおかしいと思って、すぐ引き返せるようになったのは成長かも。しかし、5秒落ち着けば分かるようなことなのに、なんとなくぼーっとしながら突っ込んでいってしまうのがよくない。アドベンののりでこれも道でしょみたいな感じで行くのもよくない。大概、そういうのはただの薮なので。

本日一発目の気持ちよいトレイルをくだり、舗装路に出てまたのぼり。この辺りは団子状態なので前後で抜きつぬかれつつ。そのまま初の有人チェックポイントへ。10:56。

とれとれの有人チェックポイントでは、すばらしいおもてなしが待っている。
お菓子、果物、温かい飲み物にコーラ、などなど。本当にたくさんの補給すべきものが用意されていて、ある種峠のお茶屋さんの気分。きっとツーリングを楽しむ人はついここで長居しちゃうんだろうなー、わかるなー、って感じ。これはアドベンチャーには無い、すばらしいひと時。
しかしこの時点でトップと30分差とは驚き。そんな差がついてたのかー。

その後トレイルに入ってQP4をとり、そのまま下っていく。舗装路に出て長いくだり。凄まじく寒い。手と足の先の感覚は既になくなっていて、でも長袖シャツ一枚でひたすら下る。早い選手に抜かれたりしながらも、もうすでにこの段階でマイペース。PC2での温かい飲み物がうれしすぎた。11:28。

ここから本日の第2ステージへ。林道に入る。最初、林道はゲートがしまってるのでここに入っていいものかどうか、しばし迷ってしまった。まあ車が入れないだけで自転車は行っていってるようなのだが、それさえも分からず無駄に時間ロス。でも地図を見たらこれ以外ないので前に進む。しばらくいくと人を見つけて一安心。

しばらくいくと、林道沿いを行くか、道は無いけど沢をつめていったら早そう、という地点に到達。距離にして1.7倍くらい違うのと、ちょうど後ろから来た人もいたので思い切ってここは沢をつめる方に。これが結果的に正解だったようで、若干順位を上げた。
しかし、この沢の担ぎが思いのほかきつかった。天気はドンドン悪くなるし、沢を登りつめたあたりで雨が雪に変わって本降りになってくる。途中で一緒にいたひとは前に消えていってしまった。ここでも自分の力不足を痛感。担ぎで登ることに関しても、やはりとれとれの人々は凄かった。途中足を攣りそうになりながら、アミノ酸を補給してしのぐ。アミノバイタルを飲むとツリが収まる。



ピークに向けてのひたすらののぼりは、孤独な作業だった。前後誰もいないし、若干見える前を行く人のふみ後を追いつつ。凄まじく寒いし。でもここでめげても誰も助けはこなそう出し、どっちにしろ自分で降りなければならないので、いくしかない。ということでなんとかピークに到着。

その後の下りは、既に雪でつるつるなので全く乗れない、というか押しててもすべって自分がおちていってしまう。ここも厳しい区間だった。だいぶ降りてくると雪は雨に変わり、多少乗れるようになるのだが、ここでも大きなアクシデント。ずっと進行方向右側が比較的急ながけだったのだけど、そっちに勢い余って吹っ飛んでしまった。運よく体は途中の幹にぶつかって止まったけど、自転車はさらに下へ。ただ、落ち葉のじゅうたんのおかげで奇跡的に自転車はほぼ無傷。唯一の損傷はSPDペダルが外れたときの影響か、ありえない角度に曲がっていた。しかし体が無事なのと、自転車が動くことに感謝して、とにかく前へ進む。
その後も幾つか細かいミスをしつつも何とかリカバー。この辺りは特に抜かれたり抜いたりというのも無かったのだが、だいぶスピードは落ちていたかと思う。

降りきってPC3に到着。この時点で14:12。ここでELをクリアして後は完走あるのみ。
最後の山へ向う。


舗装路を下っていき、高速脇の道から山へ。担ぎでの取り付きで若干迷うが、ルートを確認して登る。この段階で4人集団だったけど、担ぎで前へ出てそのまま一人で。ここが結構きつかったけど(400アップ)、何とかねばてピークまでいきそこからトレイルへ。これも気持ちよかったー。気持ちよすぎて、最後の下りを行き過ぎてしまい少しロスト。後続におびえつつガンガン下る。林道に出ても、後はゴールに戻るのみと言うことでひたすら前へ。
しかし、市街地に出てから思いっきりロスとしてしまった!!焦りすぎでかなりアフォでした。結局山で前に出たものの、ゴールでは抜かれてた。市街地での地図読みは鬼門だ・・・・。

そしてこの日ほど、温かい風呂がうれしかったことは久しぶりだった。
ほんと気持ちよく。

程よく飯を食い、酒を飲み、就寝。
翌朝のレースに備える。

初日の結果は29人中13位。