ツール・ド・つ〜る 2009 day2

朝6時に目が覚めて7時に朝食。8時前に宿を出てスタート地点へ向う。8:30スタート。
地図は昨晩のうちに配られていたので、それを頭にできるだけ叩き込んだ。

最初はひたすらロード。できるだけ前についていこうとするも、ある程度まで行くともう追いつかない。速い人はロードも速い。挙句の果てに数人には抜かれるし。QP1をとってそのまま上り続けPC1へ。10:00。
これでA4地図2枚分行った。ながーいロードののぼりはきつかったなー。

温かいチャイを頂いて、林道へ。今回は入口にPCだったので迷わず入り前へ。地図で現在位置を確認しながら前へ進み、行き過ぎないように気をつける。大きな沢のところで止まったときに、SPDが外れずこける。後ろから見られてた。ここから峠に向う担ぎがきつかった。道があるようでない。途中ルートを見失い、後ろから追いつかれつつも、何とか上りきり尾根上へ。ピークまでのぼってQP2。富士山がきれいだったー!



ここからは気持ちのよいトレイル。しかしテクニカルな場所もしばしばですべては乗れず。またちょっとしたミスコースもした気がする。この辺り、とにかく降りるのに必死だった。基本的に稜線上を行けばいいのでそれを気にしてればいいのだけど、たまに途中に入る枝尾根にだまされたり。事前のルーといぇッ苦の際には、いわゆる道の分岐や川、鉄塔などの目印のチェックも重要だけど、むしろそういった枝尾根を想像して線を引いておくべきだった。次回への教訓。何とか降りきってPC2へ。11:43.

後半戦も、まずはロードで登り、途中からトレイルへ。気持ちのよい古道を行ってQP3をげっと。
途中手袋を落として、もどって探して時間ロス。昨日も雪の斜面で地図を落としてしまい、それを探しにいたりして時間ロス。疲れてくるとボーっとしながら前に突っ込んで行ってしまうのがよくない。動きながら着替えたりするときにも物を落としたりしないように気をつけなければ。場合によっては止まったほうが早かったかも。

いったんロードにもどってまた登る。登る。ロードの登りが結構あったけど、その先には確実に気持ちのよいトレイルが待っていることが分かっているのでがんばれる。トンネルを抜けてPC3へ。既にライトが緩んでいたので外してしまってたが、トンネル内は真っ暗。タイミング悪く対向車来るし。12:31

その後はトンネル上の峠を経由してピークに向って担ぎ上げ。そこから快適トレイルへ。鉄塔道沿いにだいたい行くのだけど、ほとんど乗れる感じで気持ちよかったー。しかし、ここでも何度かとんでもない方向の尾根に降りて行っていたり。微妙な方向の違いだから最初はあってると思うんだけど、いずれも早めに間違いに気付き(そもそも誰かが行った跡が無いし)、何とかリカバー。前後の人も結構やっているようだった。この辺がトップグループとの違いか。結果的に1時間以上差をつけられてるし。
あと、高度計持ってるのに使い切れておらず、もっとこまめにチェックすべきだった。ピークで高度をあわせてたのでほぼぴったり合ってたし。
それにしてもいいトレイルだった。何度か迷ってしまったけど、どのポイントも少し気をつければ何とかなった気がする。

そのまま降りきって、そこがアリベ。ゴール。13:40。

前後で集団で戻ってきたので、10人くらいで一斉に宿へ向う。

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風呂に入って荷物を整理してお腹もすくので残ってた食べ物食べたりして、みんなのゴールを待つうちに、表彰式。

自分の成績は13位。前後は団子状態だったようだが、ノーペナで完走できたのはよかった。ただ上位5人くらいとは初日も2日目も1時間以上差がついてて圧倒的な差を認識。何が違うのか、なにもかも違う気もするけど、色々考え、練習して少しでも追いつきたい。


とかなんとか思ってたら、SOLID賞をもらった!


受賞理由は、初のシリーズ戦でノーペナ、完走、ということで。いやいや、「堅い」走りをした人で速い人は他にもいるでしょ、と思いながらも、これがとれとれの人々の温かさなんだなー、と感動、感謝。皆さんニコニコしながらの表彰式がとても印象的だった。

そして副賞は自家製ワイン!!



手作りのリースにカチューシャ!?



今回スタッフをしてた人も、みんなアドベンチャーで優勝してるような人ばかりだったので、やはりそんな方々が作ったコースは違うなーとも。どのPC行っても誰かが迎えてくれるんでやる気でるし。

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すばらしいお土産も頂き、一人帰路へ。帰りは事故渋滞もありつつも、やはり車は楽だった。
渋滞もあったので、車の中で色々と考えた。

まず、とれとれは面白い。超端的ですが。
初めてアドベンチャーに出たときに近い感覚。レベルの高いレースでの満足感に加え、二日間のレースだからこそ味わえる、間の休息時間の団欒。ここで色々な話を聞けたり、でも何かを強要されるわけでもないので各自が自由に時間を使っている緩い感じが何よりも心地よい感じだった。

レベルの高さと言う意味では、いろんな意味で勉強になった。コースは舗装路のゆーるーくながーい登りに加え、くだりもある。林道のいやらしい登りもあれば下りもある。もちろん果てしなく思える担ぎもあれば、少しがんばれば乗れるトレイルの登りもある。そして当然気持ちのよいくだりもある。技量に応じて乗れたり乗れなかったり。少しでも判断を誤ると吹っ飛んだり。そこで自分のレベルを思い知らされる。学習する機会もあればチャレンジングな機会もあり、そして楽しめる機会もあり。
そのレベルが足りてない理由は、もちろん自分の技量のせいもあるだろうし、あるいは空気圧の問題とかメカ的な問題かもしれない。そういうことも冷静に振り返れるようになり、反映させられるようになったら強くなれるのかなー、とか思ったり。


本当に濃密な週末でした。
また新たにおもろい世界を発見してしまい、テンションが上がりっぱなし。