ARJS2009 第4戦 南信州大会 その1

今シーズン最後となるアドベンチャーレースに、赤い水玉のメンバーで1年ぶりに参戦。

そして・・・

なんと優勝してしまいました。



赤い水玉では、昨年のARJSシリーズ全戦里アドに出て、いずれも3位と好成績を残せた。このチームでやると自分が学ぶ点が多く、是非今年もと言うことでタケプーさんとスミさんをしつこく誘って、最初で最後の参戦。当初は南房総での大会の予定だったが、スケジュールの変更で南信州大会に。

前日の土曜日にゆっくりと出発し、長野県飯田市天竜川近くの集合場所へ向う。前日のブリーフィングを終え、夕食はかなり腹いっぱい食べ、23時には眠る。かなり余裕を持って前日を過ごせた。

翌朝は4:20起床。第1ステージの準備でウェットを2枚重ねしてライフジャケットを着て、荷物をまとめて出発。MTBを所定の位置まで持って行き、バスでスタート地点へ。


第1ステージはラフティング。大体川のセクションは、他の利用者(天竜川ならライン下り)とかとバッティングしないように、朝早くとかに行われるらしい。
ラフティングは6人で1艇なので、2チームで組んで行う。今回はくじ引きでジェットラグと一緒に。彼ら、ラフトがうまい。というかそれが普通なのかもしれないけど、基本的な漕ぎ方とかマスターしてるので、かなりラッキーだった。というか、自分たちが水系種目が苦手すぎて、常に怒られながら、指導を受けながらのラフトステージに。ご迷惑をおかけしましたって感じだが、それでも何とか3番手でラフティング終了。
途中CPは2つあったが、いずれもポイントの位置に関する情報が指示書に書いてないため、とんでもない方向に走っていったりしてしまった。これは後のMTBセクションでも同じで、意外と落とし穴だった。

ラフトを終えて、ステージ2はスコア-O。1時間以内に15個のポイントを取れるだけ取ってきて、その数字の合計が分換算されて、ゴールタイムからマイナスされるというルール。ただし、1時間を1分でも過ぎるとペナルティーとして10分加算。すべて取ったらボーナスとしてプラス15分マイナスだったが、全部取るのは無理でしょうとのことだった。

赤い水玉のいいところは、比較的チーム内で意見が割れないところかもしれない。というより、意見が対立しても、より合理的な説明をした人の意見に従ったり、あるいは強行に自分の意見を押し通そうという人がいないところもある。また、みんな、もしかしたら自分の考えが間違ってるかも、と常に思い続けてる点もあるのかも。

我々の作戦はとにかく取れるところをおさえて、無理はせずに60分以内に確実に帰るということ。といいながらも、かなり走ったけれど。結果的には、

9→11→10→14→12→5→7→6→13→4→3→2

と13個取った。これでちょうど5分前くらいに戻ってくる。
途中自分は慌てすぎて、コントロールカードをパンチのところに置き忘れたあり、普通にCP素通りしたり、かなりありえないミスもしてしまいつつ、途中欲を出しかけたが、それは無理と冷静に諭されたりしつつ、なんとか終了。
特に難しいポイントも無かったので、ここは余り差がつかないかなと思ったが、結果的にはここの数字が明暗を分けた(後述)。

CP5からCP15までがステージ3のMTBセクション。今回のレースの大部分を占めたのがこのステージだったが、季節柄山の中深くには入ることができない事情もあり、ほぼ乗り続けられる道をいくレース展開。なので、結果的には前後のチームがすぐ近くに常にいて、一つリーとミスをするとすぐ追いつき追い抜かれという、かなりスリリングな展開。まさにMTB-Oのスプリント勝負。
CP5までは担ぎで尾根を登り、そこからはひたすら道を行きC6、CP7、CP8を取る。この辺りで多分5-6番手。その後C9が道沿いの非常に分かりにくいところにあるが、これをタケプーさんが発見。「ほんとに地図通りの場所だ」とつぶやきながら、他のチームにばれないようにさらっと先へ。ここで差がついたかとおもいきや、続いてのCP10が山頂にあると勘違いし(ポイントは少しはなれた三角点)追いつかれる。そこから下りながら団子状態でCP11をとり、下っていく。その後下って市街に出て川を越えてまた山に入るところで大きな分かれ道があったらしい。
タケプーさんのナビに従い進む中、後続がいなくなり、途中2回ほどルートミスをしたが速めにリカバリーをしてCP12、13、14を取る。この辺りでもタケプーさんの地図読み速度が全く落ちない。一昨年も同じような経験をして、今回も序盤は付いていっていたが、この辺りではもう全然おいつかなかった。地図の読むタイミングとか(登りでゆっくりなときに読み込んで暗記)マップ台のつくり(台がペラペラで不安定)とか、色々と改良の余地あり。

そのままCP15へなだれ込む。この時点でなんと3位!!
目の前にはEast Windが着替えてる。どうやら1位はハッピーフィルシャコの模様。

トランジットで着替えてるうちに、東龍門とジェットラグがやってくる。
赤い水玉はトランジットが比較的早い(というかスミさんが速い)ので、一気に着替え次のステージ、懸垂下降へ向う。

(・・・続く)