Azumino 2 days 2009 その2（CP3（滝手前）〜CP7まで）
滝登りは文字通り、水がザブザブ流れてる所をクライミングしていく。一応確保してはもらえているけど、基本的に自分の力で登っていく。
2時間弱待って最終チームとして登る。まずは自分から。前のチームが登ってるのをみてるので、途中多少つかえながらも、なんとか登りきった。
しかし夜もふけはじめると寒い！
しかも沢の水は冷たいし。登るときは当たり前だけどガンガン水浴びます。一応、上下雨具着てるんで、基本的には体の芯から冷えないようにはしてるんだけど、人によっては袖口とかの隙間から入ってしまったりして、そうなると大変濡れて冷える。岩の確認は事前にだいぶしてるんだけど、結局体を持っていこうとするとうまくいかず、でも水は常に流れてるし、その直撃を浴びながらもパニクらずに冷静に考えて、周りを見て、体を動かしていく。
ここまで登る間にだいぶ体温上がっていたが、待ち時間で一気に冷え、さらにこの滝登りだったので、なかなかこたえたかも。その後も淡々と登る。しばらく進むと、またでかい滝が。しかしもうここから先はチームチャレンジは無いので、とにかく脇の薮を突っ込んでいけば登れるんだろうと突っ込んでいく。
夜ではっきりとは見えないが、両サイドともかなり険しそうだったので、普通に歩いてきたルートを辿って左岸側を登る。が、どうも最後の最後でうまく登れない。岩がすべるし突起物も無く、下手したら落ちそう。どうしたものかと考えてたら逆側からライトが照らされる。何かしゃべってるんだけど、滝のの音がうるさくて聞こえない。拡声器か何かで「こっちですよー」とか「いけそうですかー？」とか聞かれる。行けそうかと聞かれたら行けそうな気もしたけど、冷静に考えて逆の方がいいならあえて無理しなくてもいいだろ、ということで下まで降りて逆岸へ。するとロープが！！
そういえばCP4には人がいると言っていたがこのことか。素直にロープを辿って登る。
「逆側で登ろうと上までいったチームは初めてですよ」とか。
その後ロープを伝って降りて行き、CP4を取る。
CP5も淡々と沢を登っていく中で発見。
その後さらに沢を登りつめ1550m付近に到着。ちょっと開けた草原のようなところ。
ここでもなかなかCP6が見つからない。最初自分のミスでさらに高く沢を上っていこうとしてしまったが、戻り、その後草原の取りつきまで戻ったりするうちに、ふと視界に「あれ、CPじゃない？」という影が飛び込んでくる。飛び込んでくるというか、無数に入っては消えていくシーンのなかの一瞬というか、しかしそれを見逃さなかった。
周辺では5チームくらい、うろうろと周辺を探し回っている。それはライトでよく分かる。遠くから回り込んできてるチームもあったり、近くにいるチームもあったり。
あまりライトを照らしまくってるとそうしたチームにばれてしまうので、さりげなくつじっこさんがライトを消し、スタスタとCPへ。会長と二人は周辺まで行きつつも、他の方向を照らして探してるふり。他のチームに「あったよー！」とかいいたい気持ちをこらえ、先へ進む。
ここで本当であれば順位をダイブ上げたはずだったんだけど、なぜか血迷って薮の沢を上り始めてしまう。そして尾根へとりついて、さらに登る。既に深夜12時くらい。しかし、これまでの経緯もあるのと、がんばれば登れてしまうので、突っ込んでしまった。これは痛恨のナビゲーションミス。自分もかなり冷静さを失っていたし、少し行った時点できづいて戻ればいいのに、そこで考えることに面倒さを感じてしまい、ダメだった。
もう少し余裕があるときは、常に何分か毎に自分の位置確認とか、これであってるのかという問いかけとかしてるんだけど、疲れてくると頻度が落ちてしまう。これがダメだった。
しばらく登って休憩。どうも進行方向右側の方から声は聞こえてくるので、その辺りからどうも一本沢を間違えたようだと気付く。このまま行くよりも、その沢まで高度を余り下げずにおりて行った方がいいだろうとつじっこさんの意見に賛成し、方位を意識しながら沢まで降りる。そこもすべて笹薮で、まだ下り基調だったのでよかったが、体力は消耗。
無事に沢におり、方位も間違ってないことを確認し、ひたすら登り。しばらくすると前方にライトが見えて、なぜか安心したり。
CP7も何チームか見つからずうろうろしていたが、ここは会長がこっそり見つけた。
周りのチームにばれないように、あえて下まで降りて探してる振りしたり（そっちに気を引かせておいて、その隙に会長がナンバーを確認！）、ライトを消して動いたり、夜ならではの作戦。
ていうか、他のチームもみんなやってるし、お互い様ですが。
上のほうにガードレールが見えたときのうれしさといったらなんとも言えなかった！既に02:00近く。沢に入ってから8時間近くかかってようやく沢登り区間終了。
