アドベンチャー・レーシング・ジャパン・シリーズ(ARJS) 第一戦 長良川大会  その3 〜スコアO〜


CP11でボートを上に上げて、ウェットスーツにライフジャケットを着たまま、CP12がある近くの小さな山に向かう。川を渡ってその目の前にポイントはあるはずなのだが、急過ぎで進めず、右か左かの選択。レース前には左に曲がって尾根道を行くルートを考えていたが、現場でこっちだ、とタケプーさんが右へ。ちらりと道らしきものが見えたためで、右に進むと山頂へ向かう道が。
今回一つ学習したのが、コースディレクターがどうやって選手を走らせようとしてるか、というイマジネーションを働かせることて、ルートが見えてくる時があるということ。ここも結果的には左に回って行くこともできたと思うのだが、その場合、同じ道をまた戻ることになる。右に行った自分達は、南から北に抜けるように戻ることなく抜けて行った。ま、時間的な大差なけりゃどっちでもいいんだろうけども、こんなケースがこのあとのMTB区間でも出てくる。


山頂でポイントを取りCP13のある運動公園へロードを走る。この辺り平坦でロードだし、だからこそ走るのが辛かったりする。とりあえず小走り。到着すると、とれとれ登竜門がランジット中。ウェット脱いで、次のスコアOの装備準備して、新たな地図をもらう。ちょうど出る頃にワイルドライフが到着。確か10:15頃。


スコアOというのは、いわゆるオリエンテーリング。ただし取り組みが出来る制限時間があって、今回のレースでは12時まで。したがって、12時までに戻ってきて次のMTBに向かわなければならない。ここでは全部でCPが12個あって、好きな順番、自由なルートで選択する。そして一つ取れれば合計タイムから20分マイナスされる。つまり、ここで頑張れば頑張るほど最終タイムからマイナスされて順位も上がるということ。またの区間は、チームの判断で途中でやめて次のMTBへ早く出発する、ということも可能。今回は11時を過ぎたらMTBに進んでいいというルールだった。チームによってはスコアOで制限時間ギリギリまで粘りMTBに進むのもありだし、逆にうちのチーム「赤い水玉」のように11時にはMTBに進んでしまうという作戦もあり。前日のラーメン屋でのミーティングで、「うちはMTBが得意というわけでもないし、何よりMTBの制限時間(CP18に13:40、CP21に15:00)に間に合わなくて完全完走ができなくなるのが嫌だ」ということで、スコアOは最低限に留め、出来るだけ早くMTBに向かうことに決めていた。この作戦が結果的にうちのチームにとっては良い結果に繋がったと思う。他のチームでは制限時間ギリギリまでスコアOをやっていて、結果的にギリギリ途中の関門に間に合わなかったチームもあった模様。うちはMTBで若干ルートを誤ったので、この作戦がなければ関門通過も危うかったかもしれない。


で、スコアOの方だが、まずは普通にCP1を目指すが全然見つからない。結局自らの現在地確認が間違っていたためだが、全くそれに気付かずに進んでいたのは反省。
なんとかとって、その後CP4を目指して進むが、これもルートを間違える。この辺りは途中で現在地がわからなくなり見失なってしまった。地図読みもあまり集中してやっておらず、前についていくばかりになってしまっており反省。そもそも地図読みのスピードが足りてなくてついていけてなかった。
最終的には1→6→4→2と4つ取ってスタート地点に戻る。結果論ではあるけれども、このスコアOの部分での差が最終的な順位の差につながってしまったと思う。非常に簡単な1を取るのに15分くらいロス。加えて4を取ろうとして6へ行ったのは、そこまで悪く無かったとしても、50分位時間があったことを考えると、あと3つくらいは取れたかも。まあ結果論だけども、そのくらい地図がちゃんと読めるようにならなければと反省しつつ。

(続く・・・多分次で最後です。)