アドベンチャー・レーシング・ジャパン・シリーズ(ARJS) 第一戦 長良川大会  その1 〜トレッキング〜


レース当日は4時に起床。寝袋しまって荷物整えて、4:40位には出発、会場には5時過ぎに到着。


今回初めてリネン袋という、凄く大きなナイロンの袋をチーム共有で使った。これは各トランジットの際に利用できて、例えばトレッキング区間が終わってラフティング区間に移る際には、そこにあらかじめ入れておいたウェットスーツを取り出して着たりできる。なのでレース終盤がMTBセクションであれば、最初からその道具を持って行く必要がない。他にも飲料とか着替えなんかも入れておけば、各トランジットまでリネン袋は運んでくれるので非常にありがたい。この袋の使い方も色々とあって、コーラをいれておけばよかったなとか後で思ったりして(レース中盤になると、無性に炭酸が飲みたくなる)。


スタートは6時。いよいよレースが始まった。最初は牽制しあう感じでみんな団子状態で進む。CP1からCP5まではトレッキング区間。朝6時からいきなり山道登りを駆け足で。なかなかきつい。そんな集団を田中さんが撮影しながら並走。


CP1は普通の林道から少し沢に入った所にあった。ここは地図をじっくり睨みながら走り、きちんとポイント付近で止まり、中に入って取る。すぐにCP2へ向かう。この辺りから、もう地図上には道の表記は無いので、地形を読みこんで行けそうなルートを事前に検討していた。そんなルートは時には小道が現地にあったりするのだけれども、細かい部分は現地で確かめるしかない。なので怪しい時は事前に複数のルートを準備しておく。


今回は山道がヘアピンカーブして直ぐのあたりにCP2のある北へ登る小道があったので、迷わずそこへ入り込む。地図で現在地を確認しつつ、沢道を進み途中で尾根に取り付いて北へ。CP2は尾根線上にあるので、一端ピークに出た時にここか、と一瞬思うが、タケプー隊長はひたすら先に進む。隊長に確認すると、今のは尾根に出る手前のピークで、地図上で平になってる所だ、とのこと。25000分の1の地図ではなかなか細かなピークまではっきり出てこないのだが、こういうのはよくある、とサラリかわして進む。確かにそのままさらに進み続けたら東西に走る尾根にぶつかった。目標の尾根に乗っかり、ひたすら西へ向かいCP2をゲット。途中、ハッピーフィルシャコが戻ってきていたのだが、そのまま進み取れた(とはいうものの、フィルシャコは総合2位。凄い追い上げを見せたのかも)。


ここでチェックをすると、なんと他のチームはまだ来ていない!
先に走っていた沢山のチームはどこに行ったのか、と呟きながら、ひたすら先を目指す。


CP2を通過後は、同じ尾根を北西へ進む。途中三角点を通過し、地図上で場所を確認しながら、尾根が北と西に分岐するポイントできちんと西へ。なかなか急な斜面だったけど降りられないことはなく、確実に全員一緒に降りていき、CP3を取る。するとそこにはまた田中さんがカメラを持って待っていた。凄いスピード。いつの間にかここまで来たんだ?
そのまま西へ駆け降りて林道へでたのだが、そんな我々の先頭に田中さんは入って、駆け降りながら後ろを撮影。凄すぎです。山道駆け降りながら後ろの走ってる人を撮影って。。。
林道をひたすら降りていきつつ、次のCP4へ降りていく道を探す。事前に地図から、林道とCPの間に鉄塔があるので、鉄塔が有るところには鉄塔道がある、と言われ、なるほどー、とまた一つ賢くなる。加えて、地図上の電線が折れ曲がってる箇所に鉄塔が建ってるという理由から、降りていく箇所を大体特定。何となく降りていけそうだったので、ひたすら駆け降りる。途中勢い余って通り過ぎそうになるが、CP4もトップ通過。この間ずーっと田中さんが撮影しながらついて来る。あの薮のなかをよく…と、かなり驚き。


CP5はスタート地点で、そこまでロードを戻り、次のラフトセクションの準備をする。こちらがウェットとライフジャケットに着替えてる頃に、トレトレ登竜門が到着。このチームはメンバー全員凄い方々でMTBは揃ってトレック。しかもパーツを個別に変えていて凄く軽いし。地図読み、水もの、もちろんランも早く優勝候補のチーム。


一足先に出発して、次のラフトセクションへ向かう。この時点で1位。
なんてこった、というか、よく状況がわからないまま、とにかく突っ走る。


(まだまだ続く・・・)