エクストリームシリーズ 那珂川大会


いよいよアドベンチャーレースのシーズンが始まる
今週末は栃木県烏山へ、エクストリームシリーズ第一戦に参戦。

このシリーズへの参戦も5戦目となり、完全完走は当然ながら、いかに速くが課題となりつつある。

今回は昨年来のパートナーnobに加えて、彼の知り合いtacchiを仲間に加えた。tacchiの家に前泊させてもらい、レースへ参加。ちなみにtacchiは普段からガンガン運動をするタイプではない女性なのだが、事前にカヤック講習受けたり、職場の周囲を走ったりと、真面目に準備をしてきていた。


結果的には、10時にスタートし、18前15分にゴール。全38チーム中27位()。今回は初めてのミックス参加と言うこともあったが、前回の奥大井大会よりも順位的に下がってる。それにしてもほとんどのチームが完走していて完走率が高かった。


序盤から終盤にかけて、大きな地図読みミスはなかった。それでも遅かったのは、個々の体力に課題があったのだと思う。中盤から終盤にかけては、トレイルもあまり走れず、MTBも押す区間が増えていた。その中でも、今回はチームスポーツらしく、辛いところでは牽引したり、MTB二台担いだり、そうすることで、チーム全体のスピードを平準化して底上げを図った。これは序盤のトレイルセクションから最後まで続いたけれども、積み重ねでだいぶタイム短縮につながったと思う。


ただやってみて気付いたけど、牽引はかなりきつい。MTBセクション終了後、CPに着いた瞬間に太ももを思いっきりツル。つったというか、肉離れ状態で、足が完全に硬直して曲がらない。ふつうならつったときには伸ばしたいところなんだけど、曲がらないから伸ばせない。この時はかなり焦った。リタイアとか、そういう発想は無かったんだけど、後でリタイアするっていうのはこういうシーンなのかな、とか思う。とりあえずゆっくり時間をかけて、最終的にはリカバー。


あと、意外とMTBの登りは楽しい。バイクが軽いせいもあるかもしれないが、きつい坂でもギアを落としてこぎ続ける。ギアが軽いから全然進まないんだけど、それでも着実に少しずつ上に進んでいく。淡々と確実にタスクをこなしていく、この時間は完全に頭の中が無に向かっていて、そこには自分との対話もなく、「ただ、やる」というシンプルなことの繰り返し。人間の中の動物的な部分が目覚めていく感覚の心地よさ。


あとはカヤック。こればかりは全然やってないのでしょうがないが、ブイ上の問題が読めず10人以上に抜かれたり。


さらには最後のトレッキング区間の2つのCP。ここでは完全に方向を失った。木材伐採エリアらしく、新しい山道がやたら色々な所にあって、地図読みと方位との読みが完全に狂う。暫く進んで方向がずれてるのにnobが気づき、なんとかリカバーしてCPを見つける。ここも、昨年の尾瀬桧枝岐では見つけられなかった最後のCP群だが、いったん冷静になり、地図と方位をみて、思い込みを取り除くことができたのは、1つの成長かも。


とにかく、昨年の9月以来のアドベンチャー。いよいよシーズンが始まるんだなー、という高揚感が大会の至るところで感じた。今年の新生PANASはチームとしてメンバーも増え、部活のノリで定期的に練習をしていければとも思う。