エクストリームシリーズ 奥大井大会 その2

CP7はCP8から10を3人で手分けして探す区間だった。
ひとつは川沿いに上がっていった比較的簡単な、もうひとつはかなり離れたところまで行かねばならない体力が必要とされるところ、そしてもうひとつは山に入った中の尾根沿いのところにポイントがある、若干地図読み能力が必要とされるポイント。

即座に3人で話し合って、自分は最後の山の中のポイントへ。道路から直接入ろうにもがけになっていて入れないポイント。
1年間、毎回完走できずに終わってた中でも少しずつ地図の見方を学んできた。そのおかげもあってか、地形図を見ながら少しはなれたところが谷になっていて、そこから入り、尾根に上って尾根沿いを走るルートを選択。

距離も短めで難易度も高くないオリエンテーリングだったけど、地図を見て事前に選択したルートを自ら走り、それでCPにたどり着けた、というのは結構自信になった。


3人が戻ってきたのがリミットの15:30よりも前、15:14に出発。この時点で何とか最後までいけそうな見込みが立つ。
そこからバイクで出発し、CP12を15:37に通過してスタート地点へ戻る。これが15:49。ここから最後のトレッキングへ。
大井川の増水で川が使えず、ここでのチームチャレンジは中止。


今回は思いのほか肉体的な疲労が無く、残りのCP14、15もいける気がした。恐らく途中の補給がうまくいっていたおかげもあるかもしれない。ちょっとした粉末がここまで体にピンポイントで効くのか、というのを学んだ大会でもあった。

少しずつ走りながら進むと前方の集団が見えてくる。やはりどのチームも終盤にかけて疲れ気味。勝手にライバル視してるチームにも追いつき、でもそれに気づいた彼らもペースを上げて逃げる。


CP14は結構迷って時間をロスしてしまった。今から思えば、地図の等高線を見れば進行方向右手は狭いが左は広く、結論として最初歩いていた道(右も左も急勾配)は間違っていると早めに気づくべきだった。いったん先まで行き、戻りながらCPを発見し16:35。ここで10分はロスした。


ここからはひたすら尾根沿いを進む。こうなってくると地図をじっくり見るというよりも、走りながら周囲の地形を観察し、尾根の方向を方位磁針と地図で確認するという作業になる。トレイルのレースに何度か出てきた甲斐もあって、なんとなく複数の山道っぽいものが見えた際にも瞬時にどれが「正解」なのか、判断力がついていた気もする。それでもミスをする時はするけど。

そんなわけで駆け抜けてCP15には16:56到着。他のチームメンバーも何とかついてきてくれた。

ということで全てのCPを通過し、あとはゴールへ。17:19で25位。


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何よりも初の完全完走がうれしかった。正直もう少しいけたと思う部分もあるけど、それは来シーズン以降の課題ということで。
自信のついた大会だった。