インドで家財道具探し01(家具)

家もようやく決まり、週明け月曜からの引っ越しがほぼ確定したので、この週末を利用して一気に買い出しに。
まずは最低限必要な家具を探しにMunirka Marketへ。
デリーで家具といえば、ここMunirkaが有名みたい。ほかにも今泊まっているホテル(すでに5週目)のすぐ近くにあるAmar Colonyのマーケットも有名らしいがこちらはセカンドハンドが主流とか。実はここは先日下見した。確かにAmar Colonyの方がかなり混沌としてて掘り出し物が見つかりそうだったけど、時間もなく勝手がわからなかったのであきらめた。今回は最低限必要なベッドと机だけを買うので、落ち着いたらじっくり探しに来ようと思う。


ベッドは何件か見たけど、探してる感じのシンプルで深めの色の物があまりなかった。ダブルのサイズ(6フィート×6フィート、実際は6フィート×3フィートのシングルを2つつなげるタイプ)で、一ついいと思ったのが10500Rs.(約21000円)、ただしマットレスは別に買う必要がある。安いのか高いのかよくわからない、ということでもう少しまわってみる。
色々と見て分かったのが、こういう路上に店を構えるマーケットに並んでるような商品に関して、特にベッドについては大差がない。あるとしたら頭と足元のところの板のデザインくらい。少なくとも寝台自体は箱型か、あるいはただの板かというくらいの違い。


ということでどうしたものかなとふらふらしてたら、店先に座ったおじいさんが、「なにを探している?」と聞いてくる。インドの店員は、このおじいさんに限らずみんな話しかけてくるので、その都度適当にあしらってたんだけど、なぜかこの時だけ普通に話して、「キングサイズのベッド」と答えた。
すると仙人のようなおじさんが「カム、カム」と言っておもむろに立ち上がり、奥の若者に杖を取らせて、路地の奥の方に歩き出した。
とりあえず付いて行ってみる。おじいさん、車やサイクルリキシャに引かれそうになりながらもずんずん路地の奥の方に入っていく。むしろうちの妻(妊娠中)の方が歩くのが遅いくらい。
一瞬見失いそうになるが、急に建物中に入っていく。するとそこに大量のベッドが並んでた。どうやら路面店はあくまでもアンテナショップみたいな感じで、在庫は路地奥のスペースにあったようだ。さすがにこのスペースは連れていかれないと入らない。

こんな感じでベッドが積み重なっている。

結局ここでも新たな発見はほとんどなかったんだけど、ただ頭と足元のパーツが非常にシンプルなものがあり、またこっちの方が9000Rs.と若干安かったので、結局こっちで買うことにした。頭のパーツと寝台の色が若干違ってたので同じ色に塗るようにもお願いした(とりあえず言ってみたらOKと言われた)。
これにマットレスが2つで6800Rs。意外とマットレスが高い。でもあまり安いのだと腰を痛めそうだったので硬めのやつを選ぶ。配送料が、サイクルリキシャ2台分で600Rs。
とにかく安く抑えようというわけではなかったので、それなりにクオリティとデザインも満足できてこの値段はよかった。

その後おじさんに、ダイニングテーブルはないのかと聞いたが、ここでは扱ってないと言われた。
それでどうしたものかなと思い、再度「この近くで売ってるところない?」と聞いたら、「ここに置いてないが作れる」とかいわれる。
そういえば、うちのオフィスで紹介してくれた人も、オーダーしたとか言ってた。でもオーダーって高いかなとか思いつつ、結局ゼロから作るわけではない(どこかにストックしてるものをちょっと塗りなおしたり、多少リメイクして納めるんだと思う)ので、そんなに値段は変わらないらしい。


路面店の奥に入っていき、パソコン上に次から次へと出てくる画像を見ながら、こんな感じでと指示をして、座面のクッションは無しねとか細かい注文も入れて完了。3フィート×4フィートのダイニングテーブルに椅子4脚で22000Rs(44000円)。今回は少し値切ったら、1000Rs+送料まけてくれた。すべてチーク材で作るし、クオリティは5年保障つくらしい。


ゆくゆくは子供が生まれたら子供用のベッドも欲しいので、今回のこの家具屋のクオリティをチェックして、問題なければまた頼みにこようと思う。


実際、どんなものが届くのか、いろんな意味で楽しみ。
まずは、力車のおっさんがどうやって持ってくるのか。