家が決まりました。

今日は夕方、不動産会社の人と一緒に大家の家に行き、最終的な交渉へ。
家を借りるとき、日本の場合ネゴシエーションの余地は皆無に等しいけど、インドは違う。
家賃交渉からその支払い方、契約期間や最低居住期間の設定、さらにはデポジットから内装についての注文まで、本当に細かく一つずつ詰めていく。

これ、いきなり最初からはできないので、やはりある程度感覚を把握するためにも最低1-2週間くらいはひたすら物件を見て回る必要があると思う。自分の場合は全部で30から40軒はみた。そうやって見ていく中で、何がスタンダードで、こういったものがついているといいのか、これはつけてもらうのは難しいとか、そういうことがわかってくる。

あともう一つ重要なのが、いろんな人から情報を取ること。不動産屋は、「一般的にはこう」みたいな言い方をしがちだけど、インドに一般的という概念は存在しない。そもそもそれはその不動産屋が勝手に設定しているリミットだったりする。例えば、デポジットは3カ月が一般的と言われても、自分の周りでは1カ月の人もたくさんいたりして、そういった複数の情報をもとに、自分の意思を貫いていくのが大切だと思った。結局のところ、大家としても貸したくてしょうがないわけだから、借りる側としても強気に出ていけばいい。もちろん交渉事だし、人間と人間の関係だからそこはいい方とか、接し方はもっとも重要だけれども、それ以上に思うことをしっかりと伝えてき、納得してもらって、契約するという、当たり前のようなプロセスの大切さ、面白さを感じた。

ちなみにうちがお世話になった不動産屋は本当によく頑張ってくれた、手数料が高いという人もいたけど、個人的には手数料以上の働きをしてもらったと思う。不動産以外の生活の相談にも無料で乗ってくれるし、多分この契約が終わってからもいろいろと相談に乗ってくれると思う。いいパートナーを見つけた。

とりあえずめどは立ったので、これから家具さがし。そして入居前の工事を早く済ましてもらう。

ただしインドの場合、契約書にサインするまで油断ならない。
昨日言ったことと急に変わってたりするので。本当に。