エクストリーム那珂川大会 その1

今シーズン最初のアドベンチャーレースとして、エクストリーム那珂川大会に出場。今回は日ごろから何かと一緒に遊んでるヒデピとけいちゃんと初めてチームを組んだ。実はこのメンバーで、夏の大きなアドベンチャーレースに出ようという話があって、その前に一度一緒に出ておこうということで、急遽出場が決定。

START 10:00
CP01 10:13
CP02 10:24
CP03 10:37
CP04 11:12
CP05 11:23
CP06 11:33
CP07 11:46
CP08 12:32
CP09 12:44
CP10 13:23
CP11 13:32
CP12 14:30
CP13 14:44
CP14 15:02
GOAL 15:23


金曜の22時ころにヒデピが車でピックアップに来てくれて合流。今回はクロマニヨンズの監督代理補佐ナナちゃんも一緒に。現地についてからはテントを立てて、ヒデピは自転車を整備しつつ、けいちゃんは翌日を考え速攻眠り、各自がそれぞれ明日に備える。現地にはすでにチャリチェリ早川さんらが酒盛り中。

翌朝は6:30起床。夜はかなり寒かった。
そして、抜いたオヤシラズの箇所は最高に腫れてきた・・・実は木曜日にオヤシラズを抜いて、そのまま土曜日を迎えた。まさかこの時期にアドベンチャーレースに出るとは思ってもなかったので、名古屋に行く前に抜いておかなければということで抜いたのだが、これがものすごく深いものだったらしく、すごく痛い。おまけに思いっきり腫れてきてるし。とにかく痛み止めで痛みを抑えてレースに臨む。

朝はゆるりと準備をしながら、懐かしいレーサーたちと語らいつつ、準備を進める。今回は27チームが出場。装備チェックも済ませてチーム紹介も済ませ、地図が配られる。
最近はARJSとかとれとれとか、事前にルートの検討時間が十分あったり、あるいはルートをトレースするレースだったりしたのでそれに慣れてしまっていたが、今回は事前に地図を読み込む時間がぜんぜんなかった。こういうとき、本来であればレースを進めていく中で、先を急ぎつつもじっくりと地図を読み込みルートを検討していく必要があるのだが、時間がない中で半ば無理やり引いた蛍光ペンのラインを、レース開始後は盲目的に信じ込んでしまい、そのライン自体が非常に怪しいものであるにもかかわらず完全に信じ込んでしまっていたという矛盾にすべての問題があったと思う。

まあスタート直後はそんなことも知らずに、とにかく前へ。非常に気負いすぎていた。
これまでは、むしろ先輩についていく感覚でのレース参加が多かったけど、今回のように実力が同レベルで経験も同程度の仲間とのレースは初だったので、その中でも地図に関しては自分が何とかしなければという気負いが強すぎた。その結果あせりにつながり、視野が狭まり、ルート選択をミスるという悪循環に陥った。

前半はトレッキング。スタートから同じ地点に戻ってくる(CP7)まではタイスケさんがクリエイトしたらしい。那珂川らしい、いやらしい小刻みな地形が広がるエリア。CP1からCP3までは、多くのチームが連なりながら難なく通過。その後CP4に向かうルートで思いっきりミスってしまう。終了後にミキティーさんに言われたルートは、本当に恥ずかしながらまったく想像できなかった。なんというか、あと数ミリ右に視線をずらせば見える稜線を完全に見落としていて、より難易度の高いルートを選択して、思いっきり現在地を見失う(ただ、あとで地図を見直してみたら、途中までは正解のルートを行っていたみたい。ただ現在位置を認識してなかったがために、ぜんぜん違う方向に下りて行ってしまったらしい)。

舗装路に降りてどこにいるのか良くわからず、しかしほかのチームがちらりと見えたおかげで、何とか復帰。ここではヒデピがしっかりと現在位置確認をリカバーしてくれた。正直自分がどこにいるのか完全に見失うという大失態をしていたのだが、彼は次から次へと可能性を提示してくれるので、その情報の中から正しいものを見出すことができた。この発想力というか展開力にはレースを通じて助かった。ここで一気に順位を落とし、スタート直後は5番手以内だったはずなのに、既に16位。
しかしレースはまだ序盤、まだまだ挽回のチャンスはあるということは数多くレースに出てきているみんなわかっていて、諦めずに前に向かう。CP4からCP6までは、地図上は何もかかれてないが、稜線上を行けばいいのは明らか。こういう場面では、あまり地図を見すぎず、周囲の地形を見てとにかく稜線から降りないで進めばCPに着くはずなので、そのシンプルなルールに基づいて突っ込む。自分が前に立つと、気負いすぎてミスることが明らかになったので、ヒデピ、けいちゃん、自分の順番で進む。時たまヒデピが振り返るが、ルートに関しては間違いないので、その確認をして、突っ込む。この繰り返しをしていく中で、がんがん抜いていった。CP6からは一気に斜面を降りて林道にもどり、そのままスタート地点へ。その時点でなんと3位。これにはびっくりした。迷いそうな怪しい部分は慎重に行動しつつ、逆に明らかな部分は余計な雑念は排除して突っ込むことが好結果につながることもあるんだということを経験した気がする。

(続く)