キルギス旅行 9/18


朝起きたら、奇跡がおきていた。



昨日の天気。
どう見ても天気は悪そう。ガイドからも、明日は近所で馬に乗ってゲストハウス泊、翌日車で山脈の向こうのイシククル湖へ行きましょうと説明を受けた。

が、



奇跡的な晴れ。みんなびっくり。
山の天気は変わりやすい。
そもそも、田舎過ぎて天気予報とか無いらしい。


同じ景色とは思えない。
遠くには雪を抱いた山が。
これを今日明日で越えていくことに。


朝食はこんな感じ。
大変うまい。
飲み物は常にチャイ(お茶)。



準備をして馬のところへ。ドライバーさんは天気が悪いからといっていったんビシュケクに帰ってしまった。
日本語はなせるガイドのヌルベックさんにコック1名、それにこちらの馬方2名。地元の人で、我々2名のために4名が付いてくる殿様旅行。馬は7頭。



いざ出発。
初の乗馬だたけど、おとなしい馬のお陰で道中特に問題なく。
前半は馬に若干なめられてたが、慣れてきて鞭でビシバシ調教したら従うようになってきた。


ここから、壮絶な景色のスタート。



樹木が生えてない部分は地形がくっきりと見えて美しすぎです。谷ではキャンピングカーが見えましたが、これが山中であった最後の人間の痕跡。



コントラストが強すぎて遠くの色が飛んでますが、どこまでも続く風景。
急なのぼりもほとんど無く、緩やかな傾斜が果てまで続いていきます。
景色がカメラに収まらない。



小川を越える際には馬も一休み。



普通の道端で昼食タイム。
殿様旅行なので、何もしないでコックが準備してくれる。
これまで陽気に歌っていたコックのようやく出番。
水場があればそこが休憩地になる、そんな旅。



その後しばらく進むが、昨日の雨の影響もあって、頂上付近は気温が低いことが想定されるので、今日はいつもよりも500m位低い、2200m付近でキャンプをすることに。



15:30頃に渓流沿いの谷を見つけて、そこへおりていきます。
荷物を担いだ馬が前に。



上から見下ろすとこんな感じ。
自然に進む中で適当な場所を見つけては休み、キャンプする。自然なんだけど、気持ちのよい旅です。



夕飯はテントの中で。


コックがこっそり持ってきたウォッカ
高山病もありえるので一杯で終了。


19時頃にはテントに入る。どうしても星空が見たかったので、待っていたがそのうち眠ってしまう。
ふと21時に目が覚める。
外に出てみると、これまで見たことのない数の星!
周囲どこを見渡しても一切人口の灯りは無い中で、凄まじい数の星の明かりで外はぼんやりと明るかった。写真には到底納まらない景色。
あまりにびっくりして叫んでしまい、驚いたキルギス人が出てくる。
この辺りは狼が出るかもしれないとのことで、猟銃を持っていた。

想像を超える光景を目にして、目に焼き付けてテントに戻る。外は居続けるには寒すぎた。
手元の気温計では、5度以下まで下がっている。


翌日はいよいよ峠越え。