キルギス旅行 9/14-9/17


夏休みを2週間とって、初の中国+初の中央アジアキルギスへ。
上海好きで中央アジア好きな34のリクエストだったが、今回の旅の最大の目的はキルギス

キルギス中央アジアの中で唯一日本人がビザ無しで行けるということもあったけど、何より馬に乗って3500m前後まで登り、峠を越えて山脈の向こう側に抜けるルートを一泊二日で行くというトレッキングをやるのが目的だった。


キルギスの首都ビシュケクまでは、東京→上海→ウルムチビシュケクというルート。ビシュケクは国際線がタシケント、モスクワ、イスラマバードウルムチの4都市からしか乗り入れてなかった。
今回は東京羽田−上海虹橋、上海−ウルムチをためてきたマイルえ抑え、ウルムチビシュケク間は上海の旅行代理店で購入。
東京−上海はJALのマイルで20000マイル。これは羽田でも成田でも同じマイル数なので、早めに予約したので羽田が取れてよかった。
上海−ウルムチスターアライアンス系のマイルを使って上海航空を利用したが、ANAのマイルだと38000マイルかかったのにユナイテッドのマイルだと25000マイル。やはり日系マイルは使いづらいらしい。
ウルムチビシュケク中国南方航空のチケットを一人55000円くらいで購入。週4便くらいしか飛んでないようで、これしか選択肢が無く、高いのか安いのかもよく分からず、日本でメールで予約して購入。


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一日目は上海に一泊。
空港からのタクシーはスムーズで普通にメーターで行ってくれる国と確認。ホテルは楽天トラベルで取った2000円のホテルだが十分すぎるくらいの設備。チェックイン後は、航空券を上海東方和平国際旅行社へ買いに行く。若干分かりにくいが日本人向けの会社のようでスムーズ。その後街をぶらつき、夜はホテル近くの店で食べる。全く中国語しか通じないが、偶然座った席の後ろの人が日本語しゃべれて助かる。


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二日目はウルムチへ移動。ウルムチは暴動騒ぎもあって一番気にしていた。同日乗継ができなかったのだが、空港近くのホテルを事前にとって今回は市内へ行かないことに。
上海航空の国内線カウンターのお兄さんが、これまた普通に日本語しゃべれる。偶然にしてはびっくり。


飛行機からの景色。
乾いた大地が近づいてくる。


ウルムチではWUSUビール。750mlで3元(42円くらい)。
薄い感じがまた飲みやすくグイグイ行ってしまいます。

ウルムチのホテルも楽天トラベルで予約した3000円のホテル。これもよすぎるくらいの設備。


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三日目はいよいよキルギス入国。なんとなく旧共産圏と言うことで緊張します。
幸運にも、今回のトレッキングをガイドしてくれるヌルベックさんが迎えに来てくれていた。両替の場所で遭遇。34の親友(中央アジア専門の旅行会社の元ウルムチ駐在員)が今回の旅は色々と手配してくれていて、彼女が色々と手を回してくれたらしい。中央アジアのタクシーはメーターとか無いのでこれは助かった。


まずは旅行会社でトレッキングの手続きを済ませ、その場でゲストハウスも紹介してもらう。個室で一晩20EUR。


その後食事へ。

ウルムチでも食べたけど、ラグメンを食す。



街中はキリル文字だらけ。
英語表示は少なく英語も通じない、公用語はロシア語というなかなかエキサイティングな環境だった。


夜に軽く街中を散策。


公園で薄明かりの中卓球をやってる若者。


こちらは路上カラオケ。
数人のグループで来て、機械の脇におっさんが立ってて金を取る。
後ろで他の人は聞いている。


ビシュケクにはマクドナルドもスターバックスも無かった。もちろんコンビニも無い。グローバルに展開してるものが一切無かった。
中央アジア中に展開してるツム百貨店というデパートみたいなところくらいか。ビシュケクは一国の首都だが、まだまだこのような地域があるんだなと少し驚く。


夜は床下を走るネズミに起こされた。


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四日目。いよいよふもとの村まで車で向う。ドライバーにガイド、そして今回の旅にはコックも付いてくる。二人の旅行に三人もやってきた(トレッキングになるとさらに増える)。ドライバーの車はデリカ。日本の中古車が街中を走ってた。でも右ハンドルの車は左ハンドルの車に比べると半額くらい安いらしい。街でやけに目立ったLEXUSはほぼアメリカからの輸入。一昨年の金融危機の影響で多くが手放したのか。地球の裏側でそんな世界の動向が垣間見えた気がした。


途中イチゴ畑を見つけて立ち寄り、勝手に買い付け。2-3kgのイチゴが200円。


昼食は近所のおばさんちで伝統的なキルギス料理を。
すばらしかった。


道には普通に羊飼い。村ではビールが買えないので、ビールを買い込んで向う。



イシククル湖の北を走る天山山脈の支脈の一つ(名前を忘れた)を北側から南側へ抜けるルート。この山脈は東の方に行くとそのままカザフスタンとの国境になっている。その北側のチョン・ケミンという村に今日は宿泊。このエリア唯一のゲストハウスは非常にきれいで快適なゲストハウスだった。これはリピーターいるだろうと思うような立地と設備。過度に整ってないのだが、新しいこともあってきれいだし、料理もすべてうまかった。ジャムもヨーグルトもほぼすべて自家製。



こんな暖炉があったり。



部屋はこんな感じ。


結局この日は一日中雨で寒かった。天気が悪いと峠は雪が積もって越えられない。最悪の場合歩いてなら越えられるようだが、我々の認識がまずく普通にトレラン用のシューズしか持ってきてないので、これでは雪の中ズブズブ歩けない。


どう見ても天気は回復し無そうな気がしたが、すべては明日の天気次第と言うことで、とりあえず寝る。