キルギス旅行 9/19

昨日の風景。


凄い景色だったけども、翌日もなんとか晴れてくれた。

夜はテントの周りでガサガサ音がして、これは野生動物に間違いない、とか思ってびくびくしてたんだけど、よーく観察してると気配はないし、結局風でテントが揺れてる音ということが判明。
夜半から風がだいぶ強くなっていたが、幸いにも天気は問題なし。

雪は残ってる可能性が高かったけど、峠まで向かうことにした。


きれいな朝焼け。


テントサイトはこんな渓流沿いでした。


朝のうちに馬がいなくなっていた。
なんでどこかにつないで置かないんだろうとおもいつつ。馬は逃げる気配は無いんだけど、ひたすらむしゃむしゃたべながら、勝手に下に降りていっていたらしい。
1時間くらい馬方が探しに行って見つけてつれて帰ってくる。

キルギス男子は馬に乗れるのが普通。ていうか馬に乗れない男子はダサい。


そしていよいよ出発!
見てください、この景色!!


すこしずつ高度を上げていき、雪が近くに見えてくる。

なんでもない大地なんだけど、うっすらとトレイルができていて、そこを見極めて淡々と登っていく。馬は分かってないので、こまめに小さな分岐を手綱で選択しなければならなかったり。



そして積雪地帯へ。


ところどころ、と言う状況から、一面に雪が残ってるエリアへ。
既に3000mは越えていて、峠は近い。


雪が積もっているとその下の地形が分からないので、馬も探りながら歩く。それがけっこう怖くて、普通に馬も足を滑らせるし。おまけに雪自体がすべる。ガイドのヌルベックさんは、行かないほうがいいと内心思ってたらしい。でも馬方が大丈夫と言うので、それに任せていってすすんでいった。



そして!



この斜面。

ヤバイです。


写真じゃ伝わりきらないけど、ほんとこの前後の光景は映画の世界だった。
自然の美という言葉だけでは絶対くくれない、圧倒的な状況。


そして峠到着。
石が積みあがってます。ここを行き来する人が来るたびに積み上げていっているらしい。3500m。


今度はひたすら降りていく。


南側の斜面は雪が少なく、こんな高山植物も。


峠を越えて、ちょっと休憩。


途中、向こう側の谷に羊の群れが。羊飼いと犬が追いかけてました。ぱっとみ分かりませんが、この細かい点がすべて羊。


そんなこんなで、イシククル湖が見えてくる。


渓谷沿いで昼食休憩。写真じゃ伝わりづらいけど、深い渓谷沿いのちょっと開けた場所です。


こんな場所で、こんな豪華なピクニックランチ。
殿様旅行なので、コックさんが用意してくれる。


ゴールはあと少し。


馬の親子が水を飲んでたり。


迎えの車が見えてきた。


ちょうどのタイミングで車が迎えに来てくれていた。これで終了。
大体15:30頃。


とにかく馬に乗り続けていたので、身体的疲労は徒歩に比べたらはるかに無く、その上天気も完全に晴れてくれたので、道中すべて最高の景色。
日本では見たこと無いような状況の連続だし、本当に感動の二日間でした。