100式

今回が第一回目のオリエンテーリングの大会、百式に行ってきた。

前日まで車で行こうと思っていたのだが、雪が結構降りそうだ、ということで急遽電車で行くことに変更。雪が降ると外環道はすぐ止まるようだし、車の方が早いし楽そうだったのだが、万が一を考えて。この予想は最終的には当たって、帰りは外環道が閉鎖されていた。


朝4:30に起きて5:30の電車に乗る。常磐線で100分、延々と水戸方面へ向かう。日暮里駅で暗闇の中吹きすさぶ雪が非日常的だった。途中、友部で乗り換えて笠間駅で降りる。8:00着。


その後コンビニへよってマジックペンを買ったりして、会場である笠間芸術の森公園へ向かう。
この大会はゼッケンは各自で用意、といった具合にかなり手作り感満載。その代わり参加費を低く抑えつつ(2700円)、それで100個のチェックポイントを回ることができる、というコンセプト。手軽に、気軽に、それでいて別に簡単すぎない、オリエンテーリングを楽しむことができる画期的なイベントだと思う。何より安さは大切。


会場に8:40頃着くとまばらに人は集まっている。もちろん雪が降りまくっていて一面真っ白。
受付らしいところに行くと、なんと


「本日の百式は中止です」


と書いてある。

こういうスポーツは、中止とか無いものだと思っていたので、何の疑いも持たず来たのだが。
ただ、「公園内でのミニレースを行います」という紙も張ってあった。


自分的には帰ろうかな、とか思ってたら、スミさんら知り合いのグループがいたので聞いてみると、ミニレースに今すぐにも出ようという勢い。
「車あるから荷物おいて着替えていいよ」、と言われ、まさか「帰ろうかな」とか思ってたとは言えず、着替える。ちなみに彼女らのグループは前泊して鍋、車中泊という気合の入り様。


手がかじかむ中着替え、受付を済ましてスタート。ミニレースは100個のポイントのうち、20個を回るもので、全て一応公園内だった。ただ、これがミニレースと若干なめていたら大間違いで、起伏のある山林の中にポイントが点在していて、結構迷った。というか、自分の地図読み能力はその程度なわけで、十分トレーニングになるものだった。細かい尾根や沢の把握、ポイントから道を通らず別のポイントへ行くルート選択、などは初めてに近い経験だったし。方位磁針は次のポイントの方向を確かめるときに少し使っただけだった。現在地の把握もまだまだできてなかったのは反省。


結果的に1時間程度かかって帰ってくる。20個でこれだったら100個だったらどうなっていたのだろうか、と思うと・・・。正直、満足する分量でした。


その後皆さんと昼食を食べ、おまけに車で近くまで送ってもらった。やはり車の方が速い。


今回、もう一つの大きな収穫が、アドベンチャーMTB関係のレース情報を大量に入手できたこと。皆さんもう何年も自然系スポーツを楽しんできている人たちばかりで凄い情報量。ほとんどのレースに実際出ているので経験をベースに、あのレースは面白いとかあれは面白くないとか教えてもらえた。知らないレースもたくさんあって、一部は時期的にバッティングしそうなものも。

また計画を練り直さねば。皆さんに大感謝。