「THE NORTH FACE エンデュランス ラン OSJ ハコネ 50K」 その2


朝、というかこの日は3:00に起床。いよいよ本番。

箱根町役場へ荷物を預けに行ったのが4:00過ぎ辺りだったが、さすがにまだ人はまばら。
その後うろうろとしながらスタート地点の箱根ガーデンミュージアムへ着いたのが5:00位。
ストレッチをしながら時間を待つが、ちょっと肌寒い。やはり高度が多少上がっている分寒いのかも。

5:30頃からスタート地点付近に並びつつ、開会式。そこまで幅の広くない道に参加者がぎっしり。

6:00に号砲と同時にスタート。いよいよ始まった。

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大会概要コースマップ高低差


最初からいきなりハプニング。
スタート直後の阿弥陀寺からトレイルに入っていくのだが、ここが大渋滞。
急に道幅が狭くなったため(1人しか通れないところも)、全く前に進まない。
緩やかに動き出すようなところに到達するまで30分かかった。その間はほぼ停止で時たま前に進む感じ。
もし来年以降も同じコースでやるならば、スタートは出来るだけ前のほうに陣取ってやらなければ同じ目に遭うと思う。


その後は塔の峰を通過してアスファルトの舗装路へ。この辺りは一列に並んで仲良く進んでいた。アスファルトで多少個人差がでたが、その後明星ヶ岳を経由して明神ヶ岳に向かってはひたすら登り。ここが7キロ前後あたようだが、さすがに登りが続くのはそこそここたえる。が、あまりペースは上げずに呼吸が落ち着く範囲で進んでいたため、そこまで追い込みはせず。
ただ、後で思えばここの登りは全工程の中で見たらまだまだゆるい方だった。

明神ヶ岳手間にはちょっときつい登りがあったが、何とかクリア。その後なかなか急なくだりを下りながら、金時山へ向かって前に進む。
今回のコースでは、この辺りを走っているときが気持ちに余裕もあったからか、最高に気持ちがよかった。尾根沿いを緩やかに上り下りして、時には急に上り下りもしつつ、でも左手に箱根の町が見えていい景色。周りは大きな木は無く草原といった感じ。気持ちに余裕があったのもあるだろうが、今回のレースの広報用写真にも使われるくらいだから一番いい区間だったのかもしれない。ここはまた走りたい。

ただし、この快適なトレイルも金時山が近づくにつれて徐々に変わる。あまりにも気持ちよく走ってたので、矢倉沢峠での休憩はスルーしてしまい金時山へ突入してしまたのだが、これが甘かった。
ここから約250mの登りが、最初は普通の道なのだが、徐々に岩が目立ち始め、そのうち全身を使って乗り越えていく道に。ここの登りは、後半の山場の神山についできつかった。ただあきらめたくなるほどでもなく、ただ淡々と登り続け、時に人を抜いたり抜かれたり。まだ、完全に自分との戦いに入りきれておらず、どうしても前後ろの人間を意識してします段階。
頂上までの距離感などもうまくつかめず、いつまでこの登りが続くんだという感覚がつらかった*1

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おそらく9:30頃、金時山頂上に到着。頂上に近づくにつれて先を行く人が頂上に到着した際の、スタッフの方々の声援がかすかに聞こえ始める。
声をかける人にもいろんなタイプがいて、無口っぽいけど近づくとぼそっとなんか言ったり、遠くから大声と拍手で迎えてくれたり。最初から最後に至るまで、特に後半から終盤にかけてはこうしたスタッフの方々に本当に助けられた(詳しくは後述)。

見ず知らずの関係なんだけど、受ける声援は勝手に非常に温かく感じた。
今回の大会の印象として、ほんとうにたくさんのボランティア(?)の方々の支えで成り立っている大会なんだなと思った。数が圧倒的に多いし、コースの要所ごとに必ず誰かいる。時にはそこは1人だったりするんだけど、ご苦労様ですと思わず言いたくなるようなところにいたりする。

金時山ではCCレモンを買って飲んだ。普通に大福も売っている。
勝負にこだわる人もよし、頂上で一服する人もよし。こういう辺りに大会の良さを感じてしまう。ただし、まだここで10キロですという声が聞こえてきてショック*2
15分ほど補給&ストレッチをして出発。この後の第一関門の芦ノ湖展望公園までのくだり(とちょっとした登り)はかなり爽快。だいぶスピードを出して走った。ただ、ここでだいぶ足に負荷がかかったかもしれない。下りの走り方は要練習。途中、ぽつんといるスタッフの人が「あと2キロですよー」と言うのを聞いた後が長かった。山での2キロってこんなあるんだ、と。


第一関門の芦ノ湖展望公園には11:00に到着。制限時間が13:00だったので余裕でセーフ、一安心。ここで15分休憩。アミノバリューをペットボトルに補給し、特に腰を入念にストレッチ。やはり下りが腰と足にきた。公園には救急車がひっきりなしにやってくる。走っているときはきづかなかったが、気温もかなり高く脱水症状を起こしている人が大方模様。ここまで22.5キロを4時間。初めてにしてはそんな悪くないタイムではと思う。

(長くなってきたので、続く)

*1:ただし、実際この辺りまでの記憶はあまり鮮明に無い。と言うのも、やはり後半が非常にきつかったみたいで、そのせいかもしれない。

*2:実際後で調べてみたら、15キロ位は来ていた模様