「THE NORTH FACE エンデュランス ラン OSJ ハコネ 50K」 その1

朝は工事業者のノックで目が覚めた。
先週末に風呂場の工事をしたのだが、その日だけでは終わらず。

結局建物本体の配管の工事にまで及びそうだったので、とらえず出来る範囲で直してもらう。

クリーニング、郵便局、図書館などの用事をさらっと済まし、「THE NORTH FACE エンデュランス ラン OSJ ハコネ 50K」へ出るために箱根へ向かう。選手登録が前日17時までなため、前泊をすることに。今回は一人での参加。

アドベンチャーレースは2度ほどでてきたが、トレイルランのレースは初めて。しかもマラソンも出たこと無いのに50キロ、てかなり無謀。順番も逆な気もするが、とりあえずやりたかったので応募した。


初めて乗るロマンスカーで受付会場である彫刻森美術館へ。実は今日に限って会場が無料開放されていたので、もう少し早く行ってみたかったのだが、工事が終わったのが12時過ぎだたため、受付会場には終了30分前ぎりぎりで到着。

まず最初の印象が、かなり規模の大きなイベント色の強い大会だなという感じ。招待選手の日本人も「まるで海外の大会に来たような祝祭的な雰囲気」ということをいっていたが、マイナー競技の前日受付という感じではなく、人もたくさんいるし、企業ロゴもガンガンでまくっていて色々キャンペーンやってたり、ショップもたくさん出てるし、屋台も出てるし。

受付の際にはも、メインスポンサーのnorth faceのTシャツに加え、各スポンサーの試供品のようなもの(アミノバリュー、パワージェル)やステッカーが入っていたり、色々もらった。こんなにくれるもんなんだー、と。



大会パンフレットを見ると、登録者数が男子995名、女子149名の計1144名。結構な規模。ただ、年齢層を見てみると、30代以上が多いような印象だった。20代もあまり前半はいなくて、自分と同世代くらいが多いような。招待選手の横山峰弘*1や鏑木毅*2は38歳だし、海外から来たDean Karnazes*3なんかは44歳。単に体力ではない部分がある競技なのかもしれない。


  


知識と言う面では、初めて尽くしだったので、雑誌で読んだ知識や初心者向けのアドベンチャーに出たときの経験だけを頼りに準備してきたが、今回はやたらショップがたくさん出ていて、それが非常に参考になった。アミノバリューのような食品系もあれば、CW-Xのようなウェア、さらにはアウトドアショップも出ていた。このような場所のショップがいいのは、全ての店がトレイルラン用のモノをそろえて来ている点。トレイルラン専門のショップというのはほとんどないし、大体が総合アウトドアショップのようなものなので、通常店舗に行くとたくさんのものの中から探さなければいけない。

今回非常に役に立った知識は、携行飲食物。翌日走り終わってか、本当によく効いたと思った。それが「パワージェル」と「ヴェスパ」。この2つは本当に凄かった。

1.パワージェル
こんな食料は初めてだった。足がパンパンで動かしたくても言う事を聞いてくれない状況下で、コレを食すと30分後位から不思議と動くようになってくる。のぼりの時に、もうだめだと思った頃、コレが徐々に効きだして、股関節とか腰とかはもちろん痛いんだけど、それでもなぜかふくらはぎ辺りの重さが消えて、動いてくれる。まさに最高の補給食料。
ただ、試合中に初めて食したので、この濃厚な食感はちょっとびっくり。まあだからこそ効くんだろうけど。

2.VESPA EX-80
こちらはアミノ酸。足が重くなりかけてくる予感を感じ始めること、コレを半分くらい摂取。そうすると、足に乳酸が溜まりにくくなるようで、本当にそうだった。ただ、初めてだったので摂取するタイミングが難しく、パワージェルほど分かりやすい効果は感じられなかったのが残念。おそらく、きちんと摂取方法を学んで実行すればだいぶ違うんだと思う。
vespaに限らず、アミノ酸系の摂取方法はちょっと難しい。

この2つは、ショップの店員に教えてもらった。なにも分からず色々と食料を買って持ってきていたが、結果的に思いだけであまり体には効かなかった。この場でいくつか買った、この2つが最高に効いた。

やはりギアも大切だが、走行中の補給が本当に大切だと痛感した。
その携行品の選択、その摂取タイミング等は、レースを走りきる上で本当に重要だと感じる。



開会式を終えて、宿に帰り、10時前後に寝る。

*1:2004年ハセツネ逆転優勝。

*2:2005年ハセツネ、富士登山、北丹沢の3冠

*3:この人は本当に変態。「ランニングシューズで南極点を踏んだ唯一の人物」らしい。50日間でアメリカ50州で50のマラソンをしたり。