インドで働いて得る成長とは

仕事の仕方を考えてしまう。もっとやれるだろ、と期待の意味を込めて熱く向かい合っても、それが全然響かず、むしろ逆効果になることがある。そういうときは静かに諦めて引いていき、できる人を探すという方法がより有効な気がしてなんだか寂しい気もする。
この真剣なやり取りの裏にその思いがあるんだということを伝えることの難しさなのだろうか。
伝え方が悪いんだとかそういう議論はあるんだろうけど、それにしても難しい。

ひとつの方法として、できてないことを責めるのではなく、できてないということを消去法的に導いて本人に気づかせ言わせる。そこには言い訳たくさんなんだけど、それは目をつぶって(プライドに配慮)、その上で自ら気づかせて、自らどうしたらいいと思うと思わせて言わせるという手法なのかな。達成したい目標に向けて自分がなにしたいか、というより、チームをどうするかという発想、そのためにはあえて自分は逆に走るとかしないといけない時もある。

インドに来て、インド人に学ばされることも多いが、他の外国がインドでやる仕事のしかたから学ばされることも多い。直接的ではなくて間接的にアプローチしてみたり、時には中身問わないで任せてみたり。

もう少し、日本人の美徳である謙虚さを大事に生きてみよう、という反省を思った赴任後1年半。