花見

今日はこの2週間近く、寝る間も惜しんで(嘘)準備をしてきた花見の当日。
あまりに準備に力を入れすぎて、風邪をひいた。

はじまりは、職場の先輩で海外赴任から帰国以来、業務の上でも、生きていく上でも、色々と教えられてきた尊敬すべき方が退職されるという急報に接したところからだった。

そこから歓送会の準備を進めるにあたり、本人からは「花見がしたい」というリクエストもあり、桜の開花タイミングと関係者のスケジュール調整を、若干無理やりまとめてこの日に設定。

そこから参加者を内々に募ると、結果的に60名近い参加となった。
60名の花見。これは想像するだけでも凄いのだが、実際やると正直収拾つかず。誰が来たのか来てないのか、遅れてきたのかこないのか、その辺りの把握はまったく不可能。ただ、今回は関係者のご協力で飛鳥山のいい場所を押さえ、飲食関係の手配も多くの人に手伝ってもらい、参加者も会社関係の人ばかりなので面倒なことを言う人も皆無、さらに出し物も次から次へと繰り広げられ、まさに「ニッポンの花見」。


何よりも時期が、ちょうど桜満開の終盤で、花満開の一方で花びらが散り始めるタイミングでもあり、なんとも幻想的で美しい瞬間だった。昼過ぎから会場にいると、桜吹雪舞い散る中を駆け回る子どもたちのシーン。夜は街頭や提灯の光が桜の花にわずかながら当たる木の下で思い思いに宴席を楽しむ風景。最後は尊敬する先輩の「卒業式」ということで、桜の木の下でそれぞれが想いを伝える。


久しぶりにすっきりとした、気持ちの良い一日であり、同時にふっと肩の荷も下りた気分。