ハセツネへの道 その2(上川乗バス停→浅間峠→土俵岳→丸山→槇寄山→三頭山→鞘口峠)


そういえば、「ハセツネ」の説明を忘れていた。
まあこのブログ見ちゃってる人はたいていしってそうだけど。

正式名称は「日本山岳耐久レース」で、通称が「ハセツネ」。というのも、長谷川恒男さんという世界的なソロクライマーへの敬意を表して始まったものらしく。
くわしくはこちら(

総距離71.5キロ、累計標高差4,832メートルの山道を24時間以内に走り抜けるレースで、日本国内では最高峰のトレイルランの大会でしょう。このルートを、トップ選手は8時間で走り抜けるようですが、午後1時スタートのためトップ選手であっても夜間走行を強いられるのも一つの特徴。

そんな大会の存在を知ったのがちょうど去年。アドベンチャーという響きに惹かれ、レースに出てみたところでトレイルランとかマウンテンバイクとか色々知り始めた頃で、来年こそは是非出ようと1年越しでこのレースを楽しみにしてきました。


アドベンチャーはアドベンチャーで、チーム競技の面白さや体力だけではなく頭脳も非常に要求される分面白いのだけれども、トレイルはトレイルでとことん自らの体力や経験、人のせいには出来ない個人種目の面白さもあって、結構好きです。さすがにレースが1カ月後位に迫ってきたということで、アドベンチャーのチームメンバー(ノブ)とコースの試走もかねて武蔵五日市方面へ行くことに。


ちょうど金曜日に、アドベンチャーの試合で知り合った人との飲み会、という非常に濃い飲み会があり、しかも店は「やる気茶屋」という、学生ノリ丸出しのおかしなテンションの飲み会があった。皆さんかなりの経験者でいろんな大会に出てるし、非常に勉強になった。またそれぞれメインで取り組んでいる種目やバックグラウンドも違っていて、ラン出身の人がいればバイクの人もいるし、これまた特徴が出てて面白い。その場にハセツネへ出る予定の人がいて、一緒に日曜走りに行くことになった。


当日はノブとアドベ友人2名(スミさん&やっちゃん)の計4人。7時位に武蔵五日市駅集合でバスに乗りコース途中の浅間峠に近いバス停へ。今回は、レースの第一関門の浅間峠(22.66キロ地点)からスタートして、中盤の山場の三頭山登頂(37キロ地点)を経て、鞘口峠までというルート。

登山地図によると、このルートは8時間15分で、そこを走って4時間強。休んでた時間とかも入れてなのでかなり適当だけれども、まあいいペースで走れた。むしろ、コレだけ長時間走れるトレイルというのが珍しい経験だったかも。

三頭山手前の登りがちょっと長めできつい感じだったけど、全体としては緩いアップダウンが続く、走っていて非常に気持ちのよいトレイルだった。緑の木立の中を走るので天気が晴れていてもそんなに暑くはなさそうだし、今日はたまたま雨が降っていたのだけれども、それがまた気持ちよかった。

まあ全体としてはそこまできつさは感じないコースだった。ただ、コレが実際に22.66キロ走った後だとどうなるのかは不明だけれども・・・。


水にぬれた草木が茂った中を、そこそこのスピードで突っ込んでいく感覚は、なんともいえず気持ちがよい。
into the nature


都民の森まで降りてきて、そこから電話すると数馬の湯の送迎バスが迎えに来てくれた!
温泉で温まり、3時半頃のバスに乗って駅に戻り、地元の駅でノブと地元の居酒屋で日本酒。

色々とハセツネ情報やアドベンチャー全般の情報ももらえたし、かなり有意義な1日。
下手な遊びよりはるかに経済的で楽しい。


いいものを見つけた気分。