エクストリームシリーズ 尾瀬檜枝岐大会 その2


前日は池袋による集合し、車で福島方面へ向かう。
桧枝岐と言うところは初めて知ったし、初めて行ったのだが、本当に奥深いところだった。
その分、レース環境もよさそう。

自分は、買ったばかりのテントを広げて駐車場で寝てみる。

当日は快晴。
だだっ広い駐車場に深夜のうちに車が終結していた。
夜の無料肉パーティー用に、ヘリが肉を運び込んでいた。凄い規模。



スタート直後のチームチャレンジは相当難しく、全然モノが見つからない(宝探しみたいなもの)。ただ、他のチームも同様のようで、30分くらいした段階で全員次のCPへ向かう。

CP1から3まではトレッキング。1は一瞬迷ったが、何とか登山道沿いに見つけ、そこから2へは地図読みが的中し、若干きつかったけど斜面を駆け上る。これで危うく迂回路を進まずに済み、そのまま尾根沿いを下って林道へ降り、CP3へ。
どうも練習不足でか体力がきつい。何とか2人についていく。

ここでいったん駐車場へ戻り、CP4。岩魚のつかみ取りで、はらわたをとって終了。
バイクに乗って次のポイントへ。CP5から8は何とか問題なく進む。ただ、山頂への斜面をバイクを担いで登っていくのは本気できつかった。女性でよくやるなー、とか思いながら、多少遅れをとりつつも進む。ここで本気で自分のバイクを買おうと決心。特に、肩に担いで登るので、肩に激痛が走る。


今回はもらった地図上に示されている「道」がほとんど無く、それでも意外と道はあるもんで、そういった道をマウンテンバイクで進む。
今回は特に電線を目印に、居場所を確認しつつ進む。


CP8までは何とか問題なく行き、関門のCP9もまであとわずか。
時間も30分あるし問題ないだろうと思うも、ここからが大変だった。

川の向こう側にあるようで、地図を見ると、少し先に「橋」が描かれていた。
が、全くそのような橋のようなものは見当たらない。

他にも何チームかいて、どこでどうやって川を渡るか考えてる。
そうこうしているうちに時間もどんどんなくなってく。
手分けをして上流と下流をそれぞれ荷物を置いて見に行くも、両方とも何も発見できない。
ただ、地図読みが大きく間違っていなければ、自分がいる場所のちょうど対岸辺りがCP9のはず。

そうこうしているうちに、1チームが自転車を担いでわたり始めた。
残り10分。もう迷っている暇もないし、いずれにせよ川の向こう側にあるはずなんだからとりあえずわたってしまえ、と我々も渡りはじめる。対岸についてからはひたすら中に進む。
しばらく行って、斜面を登ると少し開けた地点が。そしてそこがCP9だった。

全員そろわないと通過と認められないので、とにかく後ろの2人をサポートしに斜面手前へ戻る。
斜面は団子状態で他チームと1列に並んで進んでいた。もうチーム関係無しにとにかく自転車を引っ張り上げ、そして3人でチェックポイントへ。。。


正直、うれしかった。いつもこの最後の関門で時間切れとなっていたが、今回は何とか5分前に到着。
喜びを噛み締めつつ、残りのCP3つを確認する。

残りの3つは地図上にポイントがプロットされておらず、指示書に書かれているCP9からの方位と距離で割り出すものだった。
先ほど渡った川の反対側に2つ、CP9側に1つあったので、まずは川の反対側の2つを探しに行く。

一番簡単そうな沢沿いのポイントを早々に発見し、そこからもう一つのポイントを探しに行くが、これが結局見つけることが出来なかった。
約2時間、ひたすら探したが見つけることが出来ず。かなり上のほうまで登ったり、いくつか分かれてる道も全て見たつもりだったが、結局断念して折り始めたところで主催者と会い、終了を宣告。


スタート地点に戻ると、他のチームは全て打ち上げ会場にいてしまっていて、さびしくこじんまりとしたゴールだった。


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そう簡単には完全完走させてもらえないことが分かりつつも、地図と周辺の地形確認とを組み合わせてルート選択していく方法に少しずつ慣れてきた気がする。
また基礎体力の重要性も感じつつ、トレランレースに出たりしながらあげていこうという話にもなった。


終わった後の、無料肉パーティーも最高だったが、遅すぎて岩魚が食べられ無かったのが残念。