38 fantastica


土曜日。

スペインでは子どもたちにとって特別な日。
なぜなら朝起きると、プレゼントが待っているから。


日本の場合は12月25日の朝に子どもたちはプレゼントを一つもらうけれども、スペインでは1月6日の朝。
しかも一つというよりも、2人兄弟なら2人に対してプレゼントが何個か与えられるらしい。

実はこの様子、昼間のテレビでまじめに放映している。
それほど国家的な大イベントなのだと思う、これは。
朝、子どもたちが、何故か兄弟そろって一緒に居間に登場し、ソファーの回りに風船やらでデコレーションされたオブジェと化したプレゼントをみて驚き、喜び、ビリビリ包装紙を開ける。
そんな映像が5本くらい用意されていた。


さらにもう一つ、この日は大人にとっても特別の日。
今日は、「クリスマス宝くじ」のようなものがあって、それの抽選日。日本でいうところの、年末ジャンボのようなものか。
1等は20万ユーロ(だったけ?)。
そこそこ結構な額。

こちらに関しては全然仕組みが分からないのだが、抽選後のニュースでは全国各地のバルや街中で喜び、踊り狂う若者、おじさん、おばさんが次々と放送されていた。きっと誰かが当たったのだろう。

当選券のコピーを持って喜んでいたりしているのを見て、日本だったら当たったら、まずその喜びを押し殺し、平静を装って誰にもばれないようにみずほ銀行に行くんだろうな、と想像すると、かなり日本とは様子が違う。


今日は朝から1日かけて家中の掃除。
さすがに1カ月も経つと、いろいろと汚れる。
こまめに掃除をしていても、たまには本気でやらないと追いつかない。

まず、家には掃除機が無いので、ホウキのようなブラシで掃く。その後をモップのようなものを濡らして拭く。
ニホンとは全然違うのだけど、小学校の大掃除を思い出したりしながら。