10 タピエス


まだ土曜日。休日が続く。
特に何も考えてなかったのだが、いつでも行けると思っていると意外と行けなくなるような気もしたのと、今週で展示が変わってしまうということもあって、市内にある現代美術館の一つ、アントニ・タピエス美術館へ行くことにした。

バルセロナでは市内の複数の美術館(6軒)に入れるチケットが20EURで売っている。2カ月有効と書いてあったので、コレを買えば2カ月フリーパスかと思いきや、そんなやさしくはなくて、1カ所につき1回限り有効だった。残念。タピエスは企画展にもよるのかもしれないが、自分が行った際には1回8EURもするので、結構する。

展示はなかなか面白く、個人的には好きな部類だった。映像や音、インスタレーションが多かったが、静かに見せてくれる写真作品もある。
閉会間際だからか、人はさほどいない。ひたすらずーっとベンチに座ってしゃべっている3人組み(おそらく2人は客でもう1人は美術館の人?)がいた。
タピエスのドキュメンタリー映像を時間制で流している小ホールがあったが、誰もいない中一人で座っていると、不思議な気分になる。

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すごくゆっくりとすごして、途中ちょっと眠りに落ちかけたりもしながら、楽しんだ。
そういえば6年前に来たときの、やたら柱の細さが記憶に残っていたことを思い出した。


その後観光客向けのボッタクリ系カフェに入ってしまいむかつきながら、先日教えてもらったアジア系食材店でバーモンドカレー(甘口しかなかったのでしょうがなく甘口)を買い、スーパーでは野菜を調達し、帰ってカレーを作る。

米の出来がいまいちだった。

それでも1人で、久しぶりの米食を楽しむ(米をこんな長い間食べなかったのは初めてではないだろうか)。