41 Estado Unidos
アメリカのことをスペイン語ではEstado Unidosという。
United Statesの略。
昨日から新しい語学のクラスが始まったわけだが、メンバーは変わらず、皆でいっしょに次のクラスへ移ったという状況。
ここで一つ事件が発生する。
初回は無料だったのだが、2つ目以降はクラスが変わるたびにテキストを別途買わないといけない。
これが15ユーロする。
コレに対して、5人いるうちの2人のエスタドウニデンセ*1は猛烈に怒る(というか、自分には怒っているように見える)。
おそらく、
・なんで授業料払ってるのに別途テキスト代なんだ
・しかも15ユーロは高い
等ということだとおもう。
確かに同感の部分もある。普通そういうの込みだろとか。
ただ、かなりの勢いで目の前に教師に異議申し立てをする姿も、違和感を感じてしまった。
大人なんだからさ、言ったってしょうがないじゃん、授業料は安いんだし、まあここは黙って受けようよ、とか自分は思いながらも、言われているカタランの先生もなんだかかわいそうじゃん、彼女に言ってもしょうがないよ、つらそうと思いながら、どうなることかと観察。
そしたら、さらに驚きなのが一通り言ったら「O.K.」といって、何事も無かったかのように笑顔で普通に会話を再開。
これは凄かった。
もちろん彼女らは怒ってはいなかった。単に「意見」を述べていたんでしょう。「要求」をしていたんでしょう。ただ、その振る舞いは少なくとも自分にとっては「怒って」いた。
同じように、彼女らは不明点があれば特に周りに気を払うわけでもなく、時間を止める。
分からないものは、分からない、とちゃんと言う。
コレでアメリカがどうとは全く思わないが、こうも見事にティピカルな面を見せられるとコワい。
20〜30年という人生の中で、どういう風土がこうも差異を生むのか。