27 BIACS 2

日帰りでスペイン南部、アンダルシアの中心都市Sevillaへ行く。

知り合いから教えてもらったのだが、ヨーロッパでは格安航空会社が各国で複数ある。今回はその中からVuelingという会社を選んでみた。格安といっても、いくと決めた時期が最近だったので、往復で190EURくらいした。

行きは6:55発の飛行機。
市内バス、空港バス、電車、タクシーと選択肢があったが、一番早く信頼できそうな電車で行こうとしていた。

しかし、朝おもいっきり寝過ごしてしまい、起きたら5:30。
駅まで猛ダッシュ

いつも歩いて20分くらいかかっていたのだが、この日は8分で着いた。
おかげで5:55発の電車に間に合う。

チェクインはパスポート見せるだけでスムーズ。
機内も諸々のサービスが有料なくらいで、至って快適。コーヒーなんかも1.5ユーロだから、別にそこまで高くない。音楽聴くためのヘッドフォンも有料。


最近、EU圏では液体の機内持ち込みも出来ないので(対テロ対策)、ペットボトルの水も引っかかる。持ち込めない。持ち込めるのは100ml以内で小分けされたもの。
ただ、自分が会ったスペイン人は「エキタイノー. ティエネ ウォーター?」と連呼していて、最初はそれがスペイン語だと思って理解不能だったけど、よくよく聞いてみると日本語勉強中らしく、おーそうですか、と言うことで仲良く盛り上がってたら、見逃してくれた。

そんなものなのか。


今回の目的は、BIACS 2 (2a Bienal Internacional de Arte Contemporaneo de Sevilla)を見ることのみ。
会場は市内2カ所でやっているようだったので、はじめに古い修道院を改装した美術館(Centro Andaluz de Arte Contemporaneo)へ行く。

テーマは"The Unhomely: phantom scenes in global society"

美術を通じて、ある意味、まじめに社会を考えていたりする。美術館展示の延長のようなきらいもあるが、それでもそこそこ硬派で、よかった。

カタログではディレクターのテキストの後に、なぜかハイデガー。まだ読んでないけど、テキストがぎっしり詰まっている(詳細は別途)。


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昼食は、セビージャ出身の語学の先生に聞いておいたお勧めの店の一つへ。
旧市街のPlaza de San Lorenzo近くのcalle eslava, 3にあるeslavaというバル。
観光客もあまり来ないようなところで、14時過ぎには通りには誰もいなかった。ほんとにひっそり。

ただ、バルの中に入ると超満員。夜のバルかと思うくらい超満員。
運よく大混雑する直前に入り込んだので、一人カウンターで定食をいただく。その間も後ろはひっきりになしに人が往来。ついにはそこで飲み食べ始める。
料理は言われたとおり、うまかった。特に豚はよく煮こまれており味も濃くおいしかった。
飲み物はサービスしてくれて9EUR。

スペイン人は、ビール一杯にちょっとしたパン、オリーブをつまみながら、タパスで肉とか豆を頼んでいる。


BIACS 2、もう一つの会場は15時〜17時はシエスタ中。はじまるまでは2時間ほど、旧市街を散策。
6年前はアンダルシアの街を回った後にマドリッドへ戻る前に1泊立ち寄っただけだったので印象が薄かったが、意外と街がよかった。都会的な機能があるのだが、市街中心部は道幅も狭いままで、白壁と青空の印象が強まる。

こちらの展示は、より大掛かりなインスタレーションや映像中心。鳩が飛び交い砂埃が舞い上がるようなサイトだった。


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夜は20:35の飛行機でバルセロナへ。

充実した1日。